
修繕工事の流れと仮設工事の基礎知識
ネットウィンクスで作成している足場図面の大半は、
大規模修繕工事に関わる図面です。
このページでは、修繕工事の全体像と、仮設計画図作成について
分かりやすくまとめています。
そもそも大規模修繕工事とは・・・💡
マンションなどの集合住宅で、建物の劣化を防ぎ、安全性・快適性・資産価値を維持するために、
一定周期で計画的に行う大規模な修繕工事のこと。
実施の周期としては基本的に12~15年程度。
外壁の補修、屋上の防水、鉄部の塗装などなど、建物を正常に保つために行われています。
簡単にいうと、建物の健康診断を行い、悪いところを治療していくようなイメージです。

ざっくりとした修繕工事の流れ
①長期修繕計画の見直し
②事前調査
③設計・仕様策定
④施工会社選定
マンションの管理組合に対し、複数社が見積提示・プレゼンを行い、施工会社の決定を行います。
このフェーズでは、プレゼン用図面と3D図面の作成で、ご活用いただいております。
また、見積もりの段階で、躯体の面積などを測定(積算)し、見積もりに落とし込む作業もあり、
まだ規模は小さいですが、幅広く対応できるよう、研鑽に励んでおります。
⑤工事契約
⑥着工準備
着工の準備段階で、仮設計画図が必要になります。
仮設計画図については、着工の30日前までに労働基準監督署に提出する必要があるため、
ご希望納期に間に合うように、作図を進めています。
また、作成した図面をベースに足場が倒壊する恐れがないか、強度計算書を作成して確かめる必要があり、
こちらについても、ネットウィンクスで作成を行っております。
労働基準監督署に提出する前に、お客様先でチェックがある場合もあり、
そういった場合の諸々の修正につきましても、無償で対応しております。
(足場の仕様を大きく変更する場合は、別途修正料金を頂戴する場合がございます)
事前準備(現地調査・計画作成)
有資格者(※)が中心となり、現場の状況を調査して、足場計画を作成します。
この段階で、届け出に必要な図面や計算の基礎となる情報を収集します。
※計画作成参画者研修終了者、一級建築士など、定められた要件を満たす者
書類作成(図面、計算書)
計画に基づき、様式第20号や添付書類(図面、構造計算書など)を作成します。
記載内容に漏れや誤りがないか、図面と計算書の内容が整合しているか、
入念に確認します。
届け出の提出
工事開始の30日前までに、管轄の労働基準監督署へ書類を提出します。
労働基準監督署による審査
提出された書類は、労働安全衛生法などの関係法令に適合しているか審査されます。
審査には、数日から数週間かかる場合があります。
指導・受理
審査の結果、計画に問題がなければ受理されます。
もし、法令基準に反する点や、安全上不十分な点があれば、是正を求める指導が入ります。
工事開始
届け出が正式に受理された後、計画通りに足場の設置工事を開始できます。
届け出は許可制ではなく、あくまで計画の事前報告ですが、受理前に工事を始めることはできません。
⑦工事実施
工事がはじまり、足場がたつと、下地調査を行います。
下地調査とは、外壁や躯体のひび割れ・浮き・欠損などの劣化を正確に把握するための作業です。
目視・打診・赤外線などを使って、劣化箇所を特定し、補修範囲と工法を決めるデータになります。
現場では、タブレットで補修箇所を記載し、そのままデータ化する方法か、
紙図面に書き込み、のちほどデータ化する手法をとっています。
この紙図面に書き込んだ内容をCADデータ化した図面が、下地補修図で、
ネットウィンクスで作成を承っております。
仮設工事とは・・・💡
建物本体を完成させるための一時的な施設、設備の諸工事のこと。
本体工事が設計者の作成する設計図書や仕様書により、仕様が明らかにされているのに対し、
仮設工事は施工者側の責任において、計画、実施するもの。
仮設工事の安全対策として、
第三者に対する材料等の飛散、落下防止対策、作業員自身の墜落防止等の対策が必要であり、
図面にも反映させる必要があります。
仮設計画図とは・・・💡

施工図:建物を造るために必要な図面
仮設計画図:人やモノを安全に守るために必要な足場の図面
飛散防止ネットや足場など、工事作業の際に設置したり組み立てたりする「仮設工事」の設計図。
作業員が能率よく安全に作業を行えるよう、建物の床を利用できない部分、外部工事等のために設けられます。
作業床としてだけでなく、墜落防止機能や階段を設け、作業通路としての機能も併せ持たせる場合が多いです。
平面図・立面図のほか、断面図や詳細図など内容によって必要な図面の枚数は変わってきます。


