RC造とは?鉄筋コンクリートの仕組みと特徴を漫画でわかりやすく解説|建築用語集|
更新日:8月13日
Q.RC造とは?
A.Reinforced Concrete(鉄筋コンクリート)」造のこと
引っ張る力には強いが、押しつぶす力には弱い鉄筋と、
押しつぶす力には強いが、引っ張る力には弱いコンクリートを組み合わせることで
双方の弱点を補い、とても強い強度と耐久性をもつことができます。
耐震性、耐火性、遮音性にも優れています。

建物の構造の種類は、上記RC造の他、主に3種類あります。
・SRC造「Steel Reinforced Concrete(鉄骨鉄筋コンクリート)」
鉄筋コンクリートの中に、さらに鉄骨を内蔵させて強度を上げたもので、より強い耐震・防火性を持っています。
・W造「Wood(木造)」
木材を骨組みとした安価で調湿性があり、日本では最も一般的な構造です。
・S造「Steel(鉄骨造)」
軽く強度のある鉄骨を用いることで、自由度の高い間取り空間を構成することができます。
鉄骨の厚みによって2種類あり、
6mm未満のものを「軽量鉄骨構造」、6mm以上のものを「重量鉄骨構造」といいます。

RC造の建築構造にも種類があり、「ラーメン構造」と「壁式構造」があります。
ラーメン構造…ドイツ語の「Rahmen」からきているそうです。
「額縁」や「枠」といった意味を持つ言葉で、
垂直方向に建てられる柱と、柱を水平方向へつなぐ梁で、骨組みを接合して固定した構造となっています。
ジャングルジムのようなイメージです。
メリット
・自由な間取りがしやすく、部屋の配置や扉・窓の位置などを柔軟に決めることができる
・建物に大きな開口が取りやすい
・低層~高層の建物まで幅広く対応が可能
一方で、柱や梁で構成されるため、室内に出っ張ってしまい、室内の使い勝手が悪くなる場合もあります。
室内に柱や梁が出っ張らない「逆梁工法」や「アウトフレーム工法」といった建築方法もあります。
壁式構造…壁面で建物を支える構造。
箱のイメージです。
「耐力壁」と呼ばれる地震や風など、横からの力に抵抗する鉄筋コンクリート製の強固な壁が使われています。
メリット
・壁で建物を支えるため、ラーメン構造のような梁や柱が室内に出てこないため、すっきりとした室内となり、家具の配置がしやすい
・壁厚もありとても頑丈であるため耐震性、防音性に優れ、安心感がある
一方で、ラーメン構造よりも重量が重くなるため、高層の建物には不向きな構造となっています。
それぞれ、建築構造によっても、足場設置における壁つなぎの取り方には注意が必要です。
ラーメン構造の場合は、
柱と梁で支えている構造のため、「雑壁」や「非耐力壁」とよばれる薄いコンクリートや、ALC(軽量コンクリートボード)、ブロックなどで作られています。
そのため強度が足りず、原則、壁つなぎを打つ際は、
柱や梁に打ち込んで強度を確保する必要があります。
また、壁式構造の場合であっても、全てがコンクリートの壁ではない箇所があります。
例えば、ベランダの手摺壁がALCや、押し出し成形セメント板と呼ばれる、軽くて丈夫なセメント板の場合は、
中が空洞になっており、壁つなぎを打ち込むと割れてしまい、重い足場を支えられず危険です。
そのため、ベランダのような箇所では、
床のコンクリート部分(スラブ)に壁つなぎを打ち込んで強度を確保します。

各4種類の構造は以下の際に用いられることが多いです。
・ RC造:主に低層~中高層のマンションや公共施設
・SRC造:主に10階以上の高層マンションやタワーマンション、大型のオフィスビル、商業施設
・W造:主に平屋や2階建てなどの戸建て住宅や小規模のアパート
・S造:軽量鉄骨構造では主に住宅や小規模な建物に用いられることが多く、重量鉄骨構造ではオフィスビルや商業施設などの高層・大規模な建物
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